口腔外接着再植法5
2015.04.10
院長の大倉です。
口腔外接着再植4の続きです。
今回は、術前と術後の状態の比較です。
術前の口腔内の状態です。
4番目の歯の歯肉の上の方が赤みを伴って腫れています(赤矢印の所)。
術後、約1ヶ月半経過した状態です。
術前の赤矢印の赤みを伴った腫れは消退しました。
また、歯を固定していた補強材が入った固定材も取れて、違和感なく噛むことが出来るようになりました。
術直後、術後1ヶ月半のレントゲン写真です。
術直後に比べて、歯根周囲の骨が再生しています。
術直後
術後1ヶ月半
このように、歯根破折を生じた歯でも、状況によっては、口腔外接着再植法によって、再び自分の歯として機能することができます。
ホワイトニングキャンペーン!
2015.04.06
こんにちは。
歯科衛生士の石田です。
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口腔外接着再植法4
2015.04.05
院長の大倉です。
口腔外接着再植法3の続きです。
接着が終わった歯をもとに戻します。
戻す前に、抜歯した穴の中の病巣を十分に掻爬します。
患者さんは、十分麻酔が効いていますので、痛みを全く感じません。
また、ここまで、始めてからの時間は、30分弱です。
抜歯は5分程度で終わり、口腔外接着に20分弱かかります。
口腔外接着の間は、患者さんはガーゼを噛んで休んでいてもらいます。
完全に元の位置に戻しました。
白く見えてるピンは、ファイバーポストと呼ばれるもので、歯を強化する芯の役目を果たします。
更に、戻した歯が、しっかリ根付くために補強材を用いて、隣の歯と接着材で固定します。
以上が、歯の再植の流れです。
ここまでで、40分程度です。
歯の固定は、術後約1ヶ月半で外しします。
後は、術後の説明と内服薬を処方します。
この口腔外接着再植法を受けた患者さんから術後の経過をお聞きすると、痛みや腫れを感じることなく過ごされた方がほとんどでした。
口腔外接着再植法3
2015.04.04
院長の大倉です。
口腔外接着再植法2の続きです。
実際に抜歯を行いました。
歯根は完全に二つに割れていました。
中に汚れが進入し、感染の原因となっています。
ここからが、口腔外接着です。
まず、歯の汚染物質を完全に除去します。
ただし、歯根の表面に付着している歯根膜を損傷しなように丁寧に除染します。
次にスーパーボンドと呼ばれる接着材を割れた面に流し込み、割れた破片同士を接着します。
白く線にように見えるのが、接着された所です。
ここまでの間、歯根膜が乾燥しないように歯の保存液で湿らせながら接着を行いなす。
これら一つ一つのステップを丁寧に行う事が成功のカギとなります。
口腔外接着再植法2
2015.04.01
院長の大倉です。
あなたの歯が「歯根破折」と診断されたらどうしますか?
今の歯科医療では、「歯根破折」=「抜歯」と判断されことがほとんどです。
先日、試験監督に伺ったある大学の学生実習の試験問題も「歯根破折」=「抜歯」と答えさせていました。
ですが、治療して残せる「歯根破折」の歯も実はあります。
十分な診査の上、「口腔外接着再植法」を適応することで、「歯根破折」の歯を救えることができます。
それには、CTによる画像診断が重要です。
中央の歯の歯根が破折して根の尖端に病巣が出来ています。
「口腔外接着再植法」が適応出来るか判断します。