スタッフブログ

歯を抜かない治療・意図的再植法(口腔外歯根端切除逆根充)6

院長の大倉です。

今回は、上顎大臼歯の根尖性歯周炎から上顎洞炎を併発したケースを、一度は歯を抜歯して口腔外で処置を行いまた元に戻して治す(再植法)治療法です。

術前のレントゲン写真です。

上顎洞底線が矢印のところで隆起しています。

CT画像です。

根周囲の骨吸収が著明で上顎洞底がドーム状に隆起してさらに上顎洞粘膜も炎症を起こし肥厚しています。

正面からのCT画像です。

頬側骨の吸収が明らかです。

意図的再植法を行いました。

まず、原因歯を抜歯します。

歯の周囲の炎症性肉芽組織を除去し、抜歯窩の肉芽も掻爬します。

歯根端切除を行い逆根充しました。

この歯を元に戻します(再植)。

術前から術後のレントゲン写真です。

矢印の上顎洞底の骨膨隆が徐々になくなって行くことが観察されます。

術前術後のCT画像です。

術前にあった骨吸収と上顎洞炎は、術後認めれず、正常な骨組織で治癒しております。

CT画像の正面からも骨の再生が認められます。

このように歯を抜かない根管治療では病状を改善出来ないと予想される場合、一度、歯を抜いて取り出し、口腔外で根管治療さらには炎症性肉芽組織の掻爬することで、病状を一気に改善し歯も保存可能でした。

このような治療ケースは、全てのケースに適応できるものではなく、術前の検査、診断からこの意図的再植法の適応と判断される場合に行われます。



歯を抜かない治療・意図的再植法(口腔外歯根端切除逆根充)5

院長の大倉です。

今回のケースは、上顎臼歯部の根尖性歯周炎から歯性上顎洞炎を惹起したケースです。

過去に根管治療後にクラウンを被せていましたが、咬合時の違和感が続き、今回、CT検査から上記の診断となりました。

CT画像です。

矢印のところに上顎洞炎による粘膜肥厚が見られます。

さらに根尖性歯周炎による上顎洞底の骨の膨隆と一部骨破壊が見られ炎症が上顎洞に波及しています。

口腔内の状態です。

原因歯をを抜歯します。

根尖部に不良肉芽組織が付着しています。

不良肉芽組織を除去し、歯根の状態を観察すると、歯根破折を確認しました。

汚染物質を除去し、接着剤にて破折片を繋ぎ合わせて元の状態に復元しました。

根尖部は、歯根端切除を行い逆根充も併用しました。

歯を元の位置に戻し固定します。

術前術後のCT画像の比較です。

術後のCT画像の矢印のところ見ると、上顎洞粘膜の肥厚は消失し、根尖部の骨破壊・骨吸収は骨が再生して治癒しています。

この治療法は、従来の根管治療のみでは病状の治癒を期待出来ず、抜歯を余儀無く選択される場合に、歯を保存して治癒に持ち込む治療法です。

ただし、全てのケースに適応されるわけではなく、術前の検査・診察により病状を診断し、この治療法の適応があるかないを判断しておりますます。

当然、原因歯を抜歯することが必要と判断されることもあります。



抜かない治療・意図的再植法(口腔外歯根端切除逆根充)

院長の大倉です。

今回は、根尖性歯周炎を起こした大臼歯に対して歯内療法を行い、しばらく経過観察していた歯が再度、噛むと違和感を感じて、歯肉に膿の出る出口が出来てしまったケースです。

口腔内の状態です。

銀歯の横に赤くニキビのような出来物が出来ています。

根尖性歯周炎の治療を行う前のレントゲン写真です。

近心根の根管充填が十分に行われていませんでした。

当院で歯内療法を行った後のレントゲン写真です。

近心根の根管治療を行いました。

完全ではありませんが、可及的に根管充填しました。


その後、経過観察中に歯肉に出来物いわゆる瘻孔が形成され排膿が始まりました。

今回、再度根管治療を行っても再発の原因が解決されない可能性が強く、一度、口腔外に歯を取り出して原因を見極めて治療する「意図的再植法」を行うことになりました。
抜歯された状態です。

歯根側面に炎症性肉芽組織が見られます。

 別の歯根面にも見られます。

炎症性肉芽組織を除去したところ、根面に穿孔が認められました。

今回は、スーパーボンドにて穿孔部を閉鎖しました。

根尖部も根切除して逆根充を行いました。

抜歯された部位です。

抜歯窩の不良肉芽組織を十分に掻爬します。

処理された歯を元に戻します。

前の歯としっかり固定します。

術後のレントゲン写真です。

逆根充の状態が観察されます。

術後6ヵ月のレントゲン写真と口腔内の状態です。

歯肉の出来物は消失し、極端に硬いものでなければ違和感なく噛むことができました。

今回の根管穿孔のケースでは根管内からの治療では治癒が困難であり、「意図的再植法」により歯の保存が可能となります。



歯根嚢胞・意図的再植5

院長の大倉です。

今回は、上顎臼歯部の歯根嚢胞のケースです。

CT画像から20mm大の嚢胞と上顎洞炎を認めます。

銀歯の歯が原因歯です。

抜歯しました。

根尖に肉芽組織を認めます。

根尖に付着した肉芽組織を除去し確認しました。

根管の閉鎖が十分ではありませんでした。

歯根端切除し根管内を洗浄しました。

スーパーボンドにて根尖を閉鎖します。

 歯根嚢胞を摘出後、歯を元の位置に戻します。再植しました。

再植直後のレントゲン写真です。

再植直後の歯の状態です。

前方の歯と固定しました。

術後1年のCT画像です。

嚢胞があった所は骨で再生し、上顎洞炎も軽快し治癒しています。

上顎臼歯部の大きな歯根嚢胞の場合、上顎洞炎を併発しているケースが多く、治療法は原因歯の抜歯と嚢胞摘出が一般的ですが、これでは病気が治癒しても歯を失うことになります。

これからの医療は、歯を残せる可能性があれば、積極的に歯を保存して咀嚼機能を維持出来る方法を検討することが大切と考えます。

ただし、しっかり経過観察を行い適応症となる条件を見極めることが必要です。



口腔外歯根端切除逆根充法(意図的再植法)4

院長の大倉です。

今回は、「意図的再植法」により通常では抜歯されてしまう歯を保存出来たケースです。

 上顎の奥歯が疲れると鈍痛があり、奥歯の上の方に違和感をいつも感じていました。

CT画像から歯根の上方に膿が溜まる「嚢胞(のうほう)」という病気があることが分かりました。

CT画像です。
上顎洞粘膜が肥厚し、原因歯の根の骨がドーム状に膨れ上がっているのが観察されます。さらに、上顎洞炎も併発しています。

原因歯を抜歯します。

抜歯された歯は、根尖部の色が変化しています。

抜歯窩から摘出された歯根嚢胞です。

原因歯の根尖部の状態です。

根尖部の根管の閉鎖が不十分でした。

その根尖部の根管口をMTAセメントにて封鎖します。

再植して固定します。

術後3ヶ月経過したCT画像です。

術前のCT画像に見られたドーム状の骨透過像は縮小しました。

このように歯内療法で改善しない上顎歯根嚢胞に対しては、「意図的再植法」を行うことで、病気を取り除き、歯を保存出来ることが出来る唯一の方法です。



口腔外接着再植法(コンビネーション法)13

院長の大倉です。

今回は、歯根破折と根尖性歯周炎を併発した方の治療です。

症状はさほど無いのですが、既に歯根破折を起こしており、疲れると歯肉が腫れ炎症を起こします。

  矢印のところで歯根破折を起こしていますの。

 

被せ物を外した状態です。

破折線が歯の中に入り込んでいます。

  

 今回は、口腔外接着再植法と口腔外歯根端切除逆根充法のコンビネーション法で治療しました。
まず、歯を抜歯して汚染物を除去し炎症性肉芽組織を取り除きます。

二本の歯根のうち一本が縦に破折して分割されました。  

接着材と補強材にて元の歯の形に戻します。

  

接着材にて破折線が封鎖されています。

  
さらに、歯根端切除と逆根充を行いました。

 
口腔内の元の位置に戻して再植しました。

   
手前の歯と固定して治癒待ちます。

 

固定は約1カ月後に外して、被せ物を作ります。

術後は、治療前にあった歯肉の腫れもなく噛む事が可能になりました。



口腔外歯根端切除逆根充法(意図的再植法) 3

院長の大倉です。

今回は、歯根の根管治療を長期に続けても症状が取れない方の治療です。

上顎の奥歯に打診痛や咬合時の鈍痛があり、根管治療を繰り返しても変化がなく、他院では抜歯しかないと判断されていました。

CT画像です。

 矢印に炎症による骨の吸収を認めます。

さらに、上顎洞炎も併発しています。

   

口腔内の状態です。

 白いセメント仮封されている歯です。

周囲の歯肉の状態は良好ですが、叩くと響き物を噛むと鈍痛を生じます。

 

今回は、口腔外歯根端切除逆根充法(意図的再植術)にて、治療することになりました。

この治療法は、一度歯を抜歯し、抜歯窩から根尖部にある炎症生肉芽組織を除去し、歯は口腔外にて歯根端を切除し根充を行って再植する方法です。

抜歯窩の状態です。

根尖部の肉芽組織を搔爬します。
  

抜歯された歯の状態です。

歯根の先に肉芽組織の一部が付着しています。

   
  

抜歯された歯の肉芽組織を歯根膜を傷つけないように歯根から除去します。
  
歯根端を切除します。

MTAセメントにて逆根充を行いました。
    
口腔内に戻し再植します。
縫合糸にて固定します。
 

一週間後に糸抜きして、経過観察します。

現在、術前にあった打診痛や咬合時の鈍痛は消失したため、噛めるように被せ物を作ります。

このように、意図的再植法により問題点を一気に解決することで治癒を早めることが可能です。



口腔外歯根端切除逆根充法(意図的再植法) 2

院長の大倉です。

今回は、歯根の状態がかなり悪く、一般的には抜歯となる状態の歯でした。

疲れると必ず歯肉が腫れて膿が出る。

噛むと違和感がありしっかりと噛むことが出来ないとのことでした。

レントゲン撮影から複数の根尖病巣が発生し、髄床底は穿孔しほとんど保存不可能に近い状態です(黄色矢印)。

   
 
  

今回は、この歯を症状を取り除き、再び嚙めることを目的に「口腔外歯根㟨切除逆根充法」を行いました。

抜歯前の状態です。
 

既に、歯冠部は取り除いております。

 
抜歯を行い、口腔外に取り出しました。
歯の状態です。
歯根の周囲には赤くなった炎症性肉芽組織が付着しております。
  
肉芽組織を取り除いて、根尖と穿孔部位を確認します。
  
超音波にて汚染物や感染歯質を完全に除去します。
  
接着材にて逆根充と穿孔部の完全封鎖しました。
  

抜歯窩の状態です。

肉芽組織を十分に掻爬した上で歯を元に戻します。

  
歯を元に戻した状態です(再植法)。

縫合糸で歯を固定します。

 
この後、1ヶ月半程で再植された歯が生着するまで待ちます。

そしてコアを入れて冠を被せました。

現在、6ヶ月経過していますが順調で、違和感なく噛むことが出来ています。



口腔外歯根端切除逆根充法(意図的再植法) 1

院長の大倉です。

歯根の先に炎症が生じて、色々な治療法を行いましたが、症状が改善しないケースです。

口腔内の写真です。

左下の小臼歯の根尖部付近に膿の出口の瘻孔が形成され、疲れると腫れて膿が出ます。 

 

CT撮影による立体像です。

原因の歯の根尖部に骨の吸収が見られます。

  

今回は、意図的に抜歯を行い口腔外にて歯根端切除逆根充を行いました。

患歯の抜歯です。

歯根膜を傷つけないように行います。

  

根尖部の炎症性肉芽を除去すると根尖口の封鎖が不完全な状態でした。

  

超音波ファイルにて歯根端切除を行い、根尖部を接着材にて封鎖しました。

歯根膜が乾燥しなように保存液の染み込んだガーゼで包みます。

   

抜歯したところに歯を戻します。
  
  

しっかりと隣の歯に固定します。
  

1カ月半過ぎた状態です。

固定もとれて、以前にあった瘻孔もなくなっています。

噛んでも特に違和感がありません。

 



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