口腔外接着再植法10
院長の大倉です。
左下奥歯が歯根破折しており、前医にて抜歯が必要と言われました。
HPにて、当医院で少しでも歯を残す治療を希望されて来院されました。
左下の奥歯の状態です。
歯肉に発赤が見られます。
セメントを外しました。
今回も、口腔外接着再植法を行いました。
まず、一度抜歯します。
3個の破折片に分かれました。
炎症性肉芽組織の付着がかなり認められます。
肉芽組織の除去、汚染物の除去、洗浄を行い元に歯の状態に組み立てました。
ここで、スーパーボンド流し込み法にて破折片を接着します。
裏面です。
根先も接着材で十分に封鎖します。
口腔内の元の位置に歯を戻して固定しました。
破折線は、接着材にて完全に封鎖、接着し歯は元の状態に戻りました。
術後は、腫れもなく痛みもなかったとの事でした。