口腔外接着再植法(コンビネーション法)13
院長の大倉です。
今回は、歯根破折と根尖性歯周炎を併発した方の治療です。
症状はさほど無いのですが、既に歯根破折を起こしており、疲れると歯肉が腫れ炎症を起こします。
矢印のところで歯根破折を起こしていますの。
被せ物を外した状態です。
破折線が歯の中に入り込んでいます。
今回は、口腔外接着再植法と口腔外歯根端切除逆根充法のコンビネーション法で治療しました。
まず、歯を抜歯して汚染物を除去し炎症性肉芽組織を取り除きます。
接着材と補強材にて元の歯の形に戻します。
接着材にて破折線が封鎖されています。
固定は約1カ月後に外して、被せ物を作ります。
術後は、治療前にあった歯肉の腫れもなく噛む事が可能になりました。