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口腔外接着再植法20

院長の大倉です。

今回は、感染根管治療を行っても歯肉の腫脹を繰り返すケースです。

左下の歯肉に腫脹を自覚し時々破れて膿が出ることを繰り返すしています。

レントゲン写真です。

奥から二番目の歯の歯根周囲に影が認められます。

CT画像からも歯根の先から上方に骨吸収像を認めます。


臨床像とレントゲン写真から、慢性根尖性歯周炎と診断されましたが、今までの経験から歯根破折(亀裂)が生じている可能性があります。

治療法は、意図的再植による歯根亀裂の修復を考えました。

抜歯しました。

抜歯された歯です。

歯根周囲に炎症性肉芽組織が認められます。

炎症性肉芽組織を除去すると歯根に亀裂が認められました。

亀裂の拡大写真です。

茶色の細い線が亀裂です。

歯根の先に向って見られます。

亀裂部分には細菌による汚染物が進入しているため、超音波チップにて除去します。

亀裂部分に接着剤を流し込みます。

内側の亀裂部分も同じように処置します。

亀裂は歯根の先で連続しています。

準備ができたので、歯を元に戻します。

戻した歯を元に固定します。

術後のレントゲン写真です。


骨再生を経時的に観察して行きます。

今回のように、完全に破折状態でなくても、臨床症状が繰り返す場合、慢性根尖生歯周炎の治療目的に意図的再植法により、口腔外接着再植法を併用することで、慢性炎症を取り除き、症状のない嚙める歯を取り戻すことが出来ます。

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