夏本番も目前!!冷たい飲食が歯に与える影響とは?~小児歯科でできる予防とケア
暑い季節になると、冷たい飲み物やアイスクリームを楽しむ機会が増えます。しかし、これらの飲食が歯にどのような影響を及ぼすかご存知でしょうか?特に、子どもの歯は大人よりもデリケートで、冷たいものによる刺激を受けやすいです。今回は、本格的に夏を迎える前に、冷たい飲食が歯に与える影響と、その予防・ケアについて解説していきます。
🍧冷たい飲食が歯に与える影響
冷たいものを口に入れた際に「キーン」とした痛みを感じることがあります。これは知覚過敏の一種であり、歯の表面がすり減ったり、歯ぐきが下がったりすると、ふだん見えない部分が出てきて、冷たいものなどでしみるようになるのです。特に子どもの歯は発達段階にあり、エナメル質が完全に硬化していないため、刺激を受けやすいのです。
~知覚過敏の原因~
①強い力での歯磨きによる エナメル質の摩耗
②酸性の飲食物(炭酸飲料、柑橘類)による 歯の脱灰(=歯の表面からカルシウムなどの成分が溶け出すこと)
③歯ぎしりや食いしばりによる 歯への負担
④虫歯や歯周病による歯茎の後退
🍦子どもに多いリスク
小児歯科によると、子どもは大人に比べてエナメル質が薄く、冷たいものによる刺激をより強く感じることがあります。また、炭酸飲料やジュースを好む子どもは、酸により歯のエナメル質が溶けやすく、知覚過敏のリスクが高まります。
~知覚過敏の予防と対策~
知覚過敏を予防するためには、日頃のケアが重要です。特に、小児歯科の専門的な視点から子どもの歯を守る方法を紹介します。
1.適切な歯磨き習慣を身につける
子どもは歯磨きの力加減をうまくコントロールできないことが多いため、保護者が仕上げ磨きをするのが理想的です。おおくら歯科では、子どもの歯を守るために、正しいブラッシング方法を指導しています。ポイントは以下の通りです。①柔らかめの歯ブラシを使用し、優しく磨く
②知覚過敏用の歯磨き粉(硝酸カリウムや乳酸アルミニウム配合)を使う
③歯科医院での定期検診を受け、エナメル質を保護する処置を受ける
2.食生活を見直す
冷たい飲食を楽しみながらも、歯の健康を保つために、以下のような対策を取るとよいでしょう。
①炭酸飲料や酸性の飲み物をできるだけ控える
②アイスクリームや冷たい飲み物は、適度な量にする
③水分補給は、お茶や水が基本(スポーツドリンクは酸が強いため注意)
3.マイオブレースによる歯の保護
最近注目されているマイオブレースは、歯並びの改善だけでなく、口腔機能の発達をサポートするトレーニング装置です。おおくら歯科では、子ども向けのマイオブレースを提供しており、知覚過敏の予防にも役立ちます。正しい舌の位置や鼻呼吸を促進し、歯にかかる余計な負担を軽減する効果があります。
4.おおくら歯科でできるケア
おおくら歯科では、小児歯科に特化した治療を提供しています。知覚過敏の症状が気になる場合は、以下のようなケアを受けることができます。
*フッ素塗布によるエナメル質強化
*歯並びを整えるマイオブレース治療
🍨まとめ
冷たい飲食を楽しみながらも、歯の健康を守ることは可能です。定期的なケアを続けて、快適な口腔環境を維持しましょう!
おおくら歯科では、子どもの歯の健康を守るために、専門的な診療を提供しています。気になる症状があれば、いつでもお気軽にご相談ください!