口腔外接着再植法14 2015.12.30 歯根破折口腔外接着再植法 院長の大倉です。今回は、右下の小臼歯の歯肉の腫脹と咬合痛を主訴に来院されました。根管治療後に被せ物を入れましたが、歯肉の腫脹と咬合痛が表れました。また、頬側歯肉に膿の出口が出来ています。 CT画像です。歯根の周囲の骨が吸収し、歯根破折の可能性が高いレントゲン画像の所見です。 垂直性歯根破折を疑い、口腔外接着再植法を行いました。抜歯した状態です。根の先から歯根破折を起こしていることが確認出来ました(矢印)。歯根破折線に沿って超音波にて除染し、スーパーボンドにて接着しました。口腔内に戻して、再植しました。隣接歯と固定します。再植後のレントゲン画像です。 4か月後に骨再生が見られるか確認します。 前の記事へ 一覧へ戻る 次の記事へ