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歯根破折・口腔外接着再植法29

院長の大倉です。

今回も不完全な歯根破折のケースです。

一度、根管治療を行い症状はなくなりましたが、舌側歯肉にフィステルが出来ました。

口腔内の状態です。

今回もCT画像から不完全な歯根破折を疑い口腔外接着再植法にて治療することになりました。

抜歯します。

抜歯した歯を顕微鏡で観察します。


近心根に不完全な破折を認めました。

炎症性肉芽組織を取り除き、破折線を形成しました。

接着剤で破折線を接着しました。

頬側面の近心根にも不完全な破折を認めました。

炎症性肉芽組織を取り除き、破折線を形成しました。

接着剤で破折線を接着しました。

再植します。


再植後、舌側のフィステルは消失し炎症はなくなりました。

その後、クラウンを被せ治癒しました。

前回と同じように、フィステルが歯肉に生じている場合、原因が根尖性歯周炎によるものか歯根破折によるものか、臨床的判断が難しい場合があります。

根尖性歯周炎と診断し根管治療を行って一時的に症状が消失しても、歯根破折がある場合、症状が再燃してしまうことがあります。

十分な経過観察と的確な診査診断により、歯根破折の有無を判断し治療法を選択する必要があります。

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