精密審美歯科8
院長の大倉です。
今回は、上顎前歯の審美的改善を目的とした治療法です。
差し歯の治療の際、1本の歯を治療するとしても、前歯全体の中で左右のバランスがよく、自然な感じに見えることが重要なポイントとなります。
また、歯科医師が良いと判断しても、長年見慣れて来た患者様ご自身の感性から判断されることを優先して、十分に相談して治療しなければなりません。
今回のケースは、10年以上前に差し歯の治療を受けた歯の審美的改善を目的に精密審美歯科を行いました。
右上の前歯が、白く浮き上がり大きさも大きく左右のバランスが良くありません。
また、歯の長さも左右アンバランスとなっています。
さらに差し歯と歯肉の間に隙間が生じています。
これらの審美的問題を改善するために、古い差し歯を除去し、新しいセラミッククラウンを被せました。
歯の大きさと長さ、左右のバランス、色調、歯肉との調和など、患者様と十分に相談の上、セラミッククラウンを作りました。
多少、左上の前歯(差し歯でないご自身の歯)との色調に差がありますが、患者様自身は大変満足されております。
この様に、歯の大きさや長さ、左右のバランス、色調、歯肉や残っている歯との調和など審美的な要素がそれぞれ満たされて、患者様が満足される結果となります。